歯科医院でもしわを改善できる「ヒアルロン酸治療」
当院のヒアルロン酸治療は、美容クリニックで行う施術内容と基本的に同じです。美容クリニックでは、顔の表面からヒアルロン酸を注入する方法が一般的です。一方、歯科医院では、顔の表面からだけではなく、口腔内にもヒアルロン酸を注入できます。歯科医院での口周りへのヒアルロン酸治療は、厚生労働省に認可されています。
そもそもヒアルロン酸とは、水分を保持する特性があり、注入箇所のハリや潤いを保つ効果が期待できます。体内でつくられる成分なので、体への害はありません。
またヒアルロン酸治療は、メスを使わない治療法としても知られています。皮膚を切開したり縫合したりすることがないので、治療後のダウンタイムもほとんどありません。
歯科医院におけるヒアルロン酸治療の主な効果は、下がった歯肉の引き締めやしわ改善などです。
一般的な美容クリニックでは、顔の表面から注入することがスタンダードです。一方で歯科医院の場合は、口腔内からもヒアルロン酸を注入できるので、皮膚の表面と裏側からアプローチできます。皮膚の表面からの注入のみによりヒアルロン酸が行き届かないというケースを避けられるので、歯肉の引き締めやしわの確かな改善を実感したい方におすすめです。
また歯肉にヒアルロン酸を注入することで、歯と歯の間と歯肉の隙間を埋め、歯肉の引き締めにより歯の支えを強化する効果が期待できます。
歯科におけるヒアルロン酸治療は、歯肉の引き締めが主な目的です。
二次的な効果としてしわ改善の効果が見られることがあり、しわ改善のみを目的に治療している歯科医院は少ないので理解しておきましょう。
ヒアルロン酸注入で改善できる歯肉が下がる原因
歯肉が下がって歯が長く見える場合、ヒアルロン酸治療で歯肉を引き締めて、歯のぐらつきなどを防げます。なぜ歯肉が下がってしまうのか、原因から理解しておきましょう。
ここでは、歯肉が下がる原因を5つ紹介します。
それぞれ詳しく解説します。
歯肉が下がる原因は、老化です。老化により他の器官や臓器が衰えることと同じように、年齢を重ねるごとに歯肉も衰えて下がってきてしまいます。
歯肉退縮の速度を遅らせるには、口腔内を清潔に保つことが大切です。歯肉が下がっている部分が歯周ポケットとなり、そこに歯垢や汚れが入り込むと、歯周病や虫歯のリスクが高まります。老化が原因で歯肉が下がった場合も、丁寧な口腔内のケアを欠かさずに行いましょう。
過度なブラッシングにより、歯のエナメル質がすり減り歯肉が下がる原因となります。歯ぐきを傷める原因にもなるので注意しましょう。
歯磨きをする際には、力を入れすぎずペンを持つように歯ブラシを持ち、小刻みに磨いていくことが大切です。歯科医院では、正しい歯磨きの仕方を指導しているので、歯磨きをするときについ力んでしまう方はぜひ相談してください。
3つ目に紹介する歯肉が下がる原因は、口腔内が不清潔であることです。細菌がたまった歯垢や歯石が原因で、歯肉に悪影響をもたらし劣化させてしまう恐れがあります。
また口腔内ケアが不十分だと、歯の表面や歯肉と歯の境界に汚れがたまりやすいです。歯磨きの他、フロスや抗菌洗口液など口腔内ケアを行ったり、定期検診を受けたりすることが大切です。歯垢が石灰化してしまった歯石は、歯科医院でしか除去できません。
ホルモンバランスの変化や喫煙も、歯肉が下がる原因です。
妊娠時期や思春期、更年期などは、ホルモンバランスが乱れやすいです。特に妊娠時期は、女性ホルモンのバランスが崩れやすく、唾液の分泌量が減って歯周病菌が活発化しやすくなります。その結果、妊娠性歯肉炎を発症するケースがあります。思春期や更年期は、エストロゲン濃度が変化して歯肉が過敏になり、歯磨きなどによる刺激で歯肉が下がりやすいです。
また、たばこの煙に含まれる一酸化炭素やニコチンは、歯肉の血流を悪化させて歯周病のリスクを上げます。歯肉の血流が悪化することで、歯肉の慢性的な栄養不足や酸素不足をもたらし、歯肉の劣化が早まるケースがあります。喫煙者の口腔内は、歯肉退縮が原因でねばねばした歯垢がたまりやすいのが特徴です。
歯ぎしりや食いしばりにより、歯や歯肉に大きな負担を与え、歯肉に炎症をもたらしてしまい、歯肉退縮を引き起こす恐れがあります。
その他、歯の破折や亀裂を招くリスクも高いです。歯ぎしりや食いしばりによってかかる力は、100kgを超えることもあります。ヒアルロン酸治療だけではなく、歯ぎしりや食いしばりの根本的な原因から解決していくことが重要です。
ヒアルロン酸注入で改善できるしわができる原因
口腔内の状態が原因で、ほうれい線やマリオネットラインなどのしわができることがあります。ヒアルロン酸を注入したからといって確実にしわを改善できるとは限らず、根本的な原因を明らかにすることが大切です。
ここでは、しわができる原因を4つ紹介します。
それぞれ詳しく解説します。
肌の老化により、張力や収縮力を保てなくなってしわが生じます。
また加齢とともに紫外線ダメージも受けることで、真皮の繊維を切断する各種酵素が活発になったり、酸化ストレスが生じたりすることで、よりしわができやすい状態になります。紫外線による肌へのダメージを軽減するには、日頃から日焼け止めを塗ってケアすることが必要です。
しわは、噛み合わせのズレでもできます。特に前歯の位置が悪い場合、顔の歪みが原因でしわが生じるケースがあります。
噛み合わせのズレを改善するには、歯列矯正とともにボトックス治療や老化防止トレーニングを行うといいでしょう。ボトックス治療は表情筋を緩めて、歯ぎしりや食いしばりによる噛み合わせのズレを軽減できる効果が期待できます。老化防止トレーニングは、口を「イー」や「ウー」と繰り返し動かしたり、頬を膨らませたりするものです。口周りの筋肉を鍛えることで、しわができるのを防止できるケースがあります。
しわができる原因に、入れ歯が合わないことが挙げられます。入れ歯が合わないと、筋肉がうまく使えず衰えたり、今まで使っていなかった筋肉が使えるようになったりします。その結果、顔の歪みが生じて、入れ歯自体の安定性が失われてしまいます。
また入れ歯の噛み合わせが悪い場合は、食べ物を上手に噛めず、刺激が骨に届きにくいです。骨への刺激不足で骨が衰えてしまい、口周りにしわができる原因となります。
ただし、入れ歯が合わないからといって入れ歯の強度を高めても、厚みのある作りが原因で口元が盛り上がってしまうことがあります。
入れ歯による口元の変化を抑えたい場合は、極力入れ歯を装着して早めに慣れる、表情筋のストレッチで顔のハリを保つ、などの対策を行いましょう。
4つ目に紹介するしわができる原因は、歯がないことです。歯がないと皮膚の下の支えがなくなるので、その部分だけくぼみやしわができやすいです。
また歯を失うと骨が時間とともに痩せてしまい、口元のハリがなくなってしわが増えてしまうケースもあります。特に3本以上連続で抜歯したままになっている場合や、上下に噛み合う歯がない場合は、よりしわができやすいです。
失った歯を補うには、インプラント・ブリッジ・入れ歯の3つの方法から選べます。方法によって治療内容や費用が異なるので、歯を補う方法について相談したい方は当院へぜひお越しください。
ヒアルロン酸注入治療を受ける前の事前知識
歯科におけるヒアルロン酸治療ができる箇所は、主に以下のとおりです。
美容クリニックと大きく異なる点は、ヒアルロン酸を口内に注入できることです。しわの改善を目的にヒアルロン酸治療を扱っている歯科医院は少なく、歯肉の引き締めを目的に治療しているところがほとんどです。注入箇所は医院によって異なるので、気になる箇所に注入できるか知りたい方はご相談ください。
ヒアルロン酸注入治療を安心して受けていただくために
ヒアルロン酸治療を受ける際は、治療後の副作用やリスクなどを理解した上で検討してください。治療後はどのように過ごすべきか、治療を受けられないケースがあるか、などのポイントに着目しましょう。
ここでは、ヒアルロン酸治療後の注意点を4つ紹介します。
ヒアルロン酸治療による副作用は基本的にありませんが、まれに注入箇所の傷跡が残ったり、赤みが生じたりするケースがあります。
赤みは数時間〜3日程度、腫れは2日〜3日ほど、内出血は1週間~10日ほどで消えることが多いです。
治療箇所をむやみに触ってしまうと、細菌感染を起こす恐れがあります。
また治療後の違和感が原因で、気になって触ってしまう方がいます。しかし治療後に生じる違和感は数日でなじみますので、できるだけ触らないようにしましょう。
ヒアルロン酸治療後は、過度な運動やマッサージを避けましょう。ヒアルロン酸は熱に弱いので、代謝や血行がよくなる運動やマッサージは避けるべきです。治療当日の飲酒や入浴も避けるべきであり、治療を終えたその日はシャワー浴のみにしましょう。
また血行がよくなると、腫れや内出血の悪化にもつながりやすいです。ただし、マッサージが原因でヒアルロン酸が移動したり、なくなったりすることはほとんどありません。
ヒアルロン酸治療の注意点として、持病がある方や妊娠している方は治療ができません。糖尿病や膠原病の方、妊娠中の方、授乳中の方、注入箇所周辺が化膿している方、ケロイド体質の方は、ヒアルロン酸治療を受けられないので注意しましょう。またアレルギーなどのリスクがあるので、治療を受ける前にアレルギーの有無を確認することもおすすめです。
step 1 無料カウンセリング
ヒアルロン酸注入治療に入る前に、まずは無料カウンセリングを行なって、お口の状態やお悩みについてお聞きします。
トリートメントコーディネーターによる専門的なカウンセリングですので、ヒアルロン酸治療はもちろん、さまざまな歯の悩みについてお話しください。
カウンセリングを行う診療室はすべて完全個室。
プライバシーをしっかり守りますので、気軽にご相談できます。
無料カウンセリングはご来院またはメールにて承っておりますが、事前にメールでお口や歯、ヒアルロン酸治療に関するご相談をいただくことも可能です。
まずは気兼ねなくカウンセリングをご利用ください。
医療法人RJDでは、展開する各医院でヒアルロン酸治療をご提供しています。
お近くの医院まで、お気軽にお問い合わせください。
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step 2 検査・診察
お口や歯の状態などを確認し、ヒアルロン酸治療が安全に行えるかどうかを判断します。
必要に応じて、歯周病や虫歯の有無を調べるため問診、レントゲン撮影、CT検査なども実施。
治療前に入念な検査を行うことで、安全なヒアルロン酸治療が行えるように、口腔内を清潔な状態にします。
step 3 治療計画・説明
カウンセリングと診察のあと、検査結果をしっかりとお伝えします。
ヒアルロン酸の注入量や注入箇所が決まったら、治療内容やリスクなどのご説明をいたします。
対話を大切にして、患者さまが安心して受けていただける治療法をご提案いたします。
step 4 治療のご検討
治療計画やご説明内容を聞いていただいたうえで、ヒアルロン酸治療を行うかどうかをご検討ください。
step 5 ヒアルロン酸治療開始
治療計画に沿ってヒアルロン酸注入治療を開始します。
治療室はすべて完全個室でプライバシーをしっかり守るため、治療に専念していただけます。
また、ヒアルロン酸治療を受けるとき、洗顔をしていただかなければならないケースがあります。
治療当日はメイクをせずに通院していただくと、スムーズに治療を進められます。
step 6 定期検診とアフターケア
治療後は、当院より指定させていただいた日に再び来院いただき、効果の確認を行います。
痛みが続く、腫れが悪化しているなどの違和感を覚えた場合は、診察日よりも早めに受診してください。
ヒアルロン酸治療後はアフターケアを丁寧に行い、患者様の口腔状態を把握したうえで、必要であればヒアルロン酸注入で以外の治療も行います。
ヒアルロン酸注入の効果が継続するよう、一人ひとりに合ったご提案をしますのでご安心ください。
当院では患者様の状態に適したヒアルロン酸治療法をご提案いたします。
保険適用外の自由診療は、治療費だけでなく患者様にご納得いただけることが大切です。
おひとりおひとりに適したヒアルロン酸の治療法をご提案しますので、ぜひご相談ください。
施術名 | 施術内容 | 費用(税抜) | 費用(税込) |
---|---|---|---|
ヒアルロン酸 | ~1cc | ¥25,000 | ¥27,500 |
ヒアルロン酸 | ~1cc ※平日16時までのご予約 | ¥22,500 | ¥24,750 |
ヒアルロン酸 | ~2cc | ¥45,000 | ¥49,500 |
ヒアルロン酸 | ~2cc ※平日16時までのご予約 | ¥40,500 | ¥44,550 |
施術名 | 施術内容 | 費用(税抜) | 費用(税込) |
---|---|---|---|
ヒアルロン酸とボトックスのセット割 | ボトックス(両側)+ヒアルロン酸(1cc)+デュアルホワイトニング | ¥95,000 | ¥104,500 |
ヒアルロン酸とボトックスのセット割 | ボトックス(両側)+ヒアルロン酸(1cc)+デュアルホワイトニング ※平日16時までのご予約 | ¥85,000 | ¥93,500 |
ヒアルロン酸とボトックスのセット割 | ボトックス(両側)+ヒアルロン酸(1cc) | ¥52,000 | ¥57,200 |
ヒアルロン酸とボトックスのセット割 | ボトックス(両側)+ヒアルロン酸(1cc) ※平日16時までのご予約 | ¥47,000 | ¥51,700 |
各種クレジットカードがご利用いただけます
当院では、各種クレジットカードをご利用いただけます。
現金の他、VISAカード・マスターカード・アメリカンエクスプレスなどの各種クレジットカード、PayPayでのお支払いに対応しているので、ご利用を希望する方は気軽にお申し付けください。
また医師の判断により保険診療でヒアルロン酸治療を受けられるケースもありますので、ご希望の方はご相談ください。
歯科のヒアルロン酸治療におけるよくある質問
歯科におけるヒアルロン酸治療を受ける前に、現在疑問に思っていることを解決しておきましょう。
ここでは、歯科のヒアルロン酸治療についてよくある質問を4つ紹介します。
A:ヒアルロン酸治療の所要時間は、10分〜15分ほどです。
ただし、他の歯科医院や治療箇所によって異なりますので、上記は目安となります。治療を受ける前にアレルギー検査を受ける場合は、注入するまでに時間がかかる恐れがあるので把握しておきましょう。
A:注射針によるチクッとした痛みが生じますが、ほとんどの方が麻酔なしで我慢できる程度の痛みです。
ヒアルロン酸自体に麻酔薬が入っていたり、表面麻酔を事前に利用できたりするケースもあります。できる限り痛みを抑えた治療を心がけていますので、痛みに弱い方はぜひ当院までご相談ください。
A:当院をはじめ、ほとんどの医院ではカウンセリング当日に治療が可能です。
医院によっては、アレルギー検査などの事前検査が必要で、別日に治療を行うところもあります。
A:ヒアルロン酸の効果は、その用途にもよりますが、3か月〜6か月ほどです。
効果を維持するには、追加でヒアルロン酸を注入する必要があります。継続して注入することで、効果の持続期間が長くなる傾向にあります。