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医療法人RJD RYO JIMBO DENTAL 名古屋駅前院

歯周病を予防する親知らず抜歯の必要性を歯科医師が解説

歯周病を予防する親知らず抜歯の必要性を歯科医師が解説

歯周病を予防する親知らず抜歯の必要性を歯科医師が解説

皆さんこんにちは。
名古屋駅(名駅)から徒歩5分の歯医者【RYO JIMBO DENTAL 名古屋駅前院】の副院長・口腔外科認定医の足立 真基です。

当院では親知らずの抜歯治療を行なっております。
また、患者様からのお問い合わせも多くいただいており、大変感謝しております。
親知らずに関して皆さんの疑問に少しでもお答えできればと思い、コラムをお届けします。

前回のコラムは親知らずについて、抜歯の必要性や理想的なタイミングについて、私の考えを伝えさせていただきました。
※歯科コラム:親知らずの抜歯・治療に関する疑問に歯科医師が答えます

今回は抜歯の必要性についてより詳しく、智歯周囲炎(ちししゅういえん)という歯周病との関係から解説したいと思います。

歯周病とは?

歯周病について簡単に説明しますと、歯を支える周りの組織の病気です。

虫歯は症状が進行すると痛みが生じますが、一般的に歯周病の場合は痛みがないまま進行して、歯肉からの出血や歯の揺れ・ぐらつきで自覚します。
歯周病は進行すると歯が抜けてしまい、食生活にも影響を及ぼす病気です。

日本における65歳以上の歯周病患者は80%を超え、他の病気に比べて割合が高く、また歯を失う最大の原因でもあります。

歯周病の原因は歯の汚れ、つまり歯垢(プラーク)です。
まず、口の中にいる細菌が砂糖から粘着力のある糖類をつくることで歯にくっつき、歯垢のもとが形成されます。
そこに他の細菌も引きつけて、細菌のかたまりである歯垢をつくります。

歯垢1mg中には約1億個以上の細菌がいると言われています。
また、歯垢は唾液の中のカルシウムと結びついて歯石をつくり、歯肉を刺激して歯周病を引き起こします。

ストレスや全身的要因、その他にも歯ぎしりや歯磨きの仕方など、歯周病には様々な要因がありますが、歯並びも原因の一つとなります。

特に、親知らずの生え方が原因となり、親知らずの周りの歯肉に細菌が感染することがあります。
これを智歯周囲炎(ちししゅういえん)と言いますが、これから詳しく説明していきます。

智歯周囲炎とは

親知らずの周りの歯肉が腫れて痛くなったり、口が開きにくくなったり、食事がしにくくなった経験はありませんか。

親知らずの周囲の歯肉が腫れる病気を、智歯周囲炎と言います。
智歯周囲炎とは、口腔内の感染症として高い頻度にみられる親知らずの周囲組織の炎症です。

親知らずの周りが腫れたり、痛くなったりするのはなぜでしょうか。

親知らずは専門的には第三大臼歯や智歯と呼ばれ、上下左右の一番奥に永久歯として最後に生えてきます。
なかには顎の骨のなかに埋まったままのケースや、稀に親知らずがない場合もあります。

いずれにしても、親知らずは最後に一番奥に生えてくるため、スペースが狭く正しく生えることが困難で、中途半端に生えてしまいます。
このような環境だと、先ほどお伝えした歯周病の原因である細菌の固まりがくっつきやすくなり、細菌感染を引き起こして腫れや痛みが生じ、智歯周囲炎を引き起こしてしまうのです。

智歯周囲炎を予防するには

親知らずが生えてくる年齢はほとんどが10代後半から20代前半であり、腫れや痛みなどの親知らずに関するトラブルが生じた多くの場合、抜歯する必要があります。

また、智歯周囲炎にかかった親知らずの抜歯後は、一般的に痛みや腫れなどが生じます。
そのため智歯周囲炎を始めとしたトラブルが生じる前に、予防的に親知らずを抜歯しておくことをお勧めします。

智歯周囲炎にかかった際の対処法

智歯周囲炎は静かに進行していきます。

痛みが軽度で体調が良い場合は明確な自覚症状がなく、硬いものを咬むとなんとなく痛い程度です。
しかし、栄養や睡眠の不足、過労などにより体調不良が続くと、急に痛みや歯肉、頬が腫れたり口が開きにくくなったりすることがあります。

上記のような智歯周囲炎の症状が疑われる場合は、早めにかかりつけの歯科医院で受診されることお勧めします。

智歯周囲炎の症状が進行すると、炎症は親知らずの周囲だけに留まらず、喉や首が腫れ、顎の骨にまで広がることもあるでしょう。
このような時の処置としては、膿を出す、洗浄や抗菌薬の投与などですが、大学病院や高度な医療機関への受診が必要になる可能性もあります。

その後、状態が良くなったとしても、親知らずがある限り智歯周囲炎は再発を繰り返すため、症状が良くなった後に親知らず抜歯を行う必要があります。

私は、このようなトラブルが生じる前に、予防的に親知らず抜歯をおくことをお勧めしています。

本記事のまとめ

今回は、親知らずの周囲の腫れや痛み、智歯周囲炎について説明しました。

当院ではどのタイミングでも、どのような生え方でも、抜歯の必要があれば、ほとんど全ての親知らずを抜いております。
気になる方がいらっしゃいましたら、ぜひ気軽にお問い合わせください。

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【本記事の監修者】

副院長 足立真基

副院長

足立 真基

専門

インプラントセラミック歯科治療

保持資格

口腔外科認定医・歯科医師免許

当院の歯科医師についてはこちら

【医院情報】

RYO JIMBO DENTAL 名古屋駅前歯科・矯正歯科
0120-960-013
〒450-0002
愛知県名古屋市中村区名駅4丁目26−9
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【本記事の監修】

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