皆さんこんにちは。
名古屋駅(名駅)から徒歩5分の歯医者【RYO JIMBO DENTAL 名古屋駅前院】の副院長・口腔外科認定医の足立 真基です。
当院では親知らずの抜歯を行なっております。
また、患者さんからのお問い合わせも多くいただいており、大変感謝しております。
今回は、親知らずに関して多く寄せられる皆さんからの疑問に少しでもお答えできればと思います。
親知らず抜歯治療の「怖い」というイメージについて
はじめに、親知らずに対して皆さんどのようなイメージがありますでしょうか。
一般的には『親知らずの治療は痛い』『親知らずを抜いた後は腫れる』、また、『抜歯のために大学病院などの医療機関への受診が必要である』など、様々なイメージがあるかと思います。
多くの場合、抜歯することに対して『怖い』というイメージが、『親知らず』というワードから浮かび上がるのではないでしょうか。
当院への問い合わせや実際に受診いただくのは、親知らずに痛みがある時や奥の歯が痛いので診てほしい、口が開きにくいなど、何らかの症状が出ているケースがほとんどです。
しかしながら、お口の中や歯に何らかのトラブルが起きたり、食事や普段の生活に支障が生じたりする前に、親知らずの抜歯をお勧めしています。
そのためには、定期的なかかりつけ歯科医院への受診が大切であると思います。
私がお伝えしたいのは、将来に起こり得るかもしれない口腔トラブルを予防的に回避するために、親知らずを抜いておくということです。
そこで、親知らずに関して詳しく説明していきたいと思います。
親知らずとは
「親知らず」は、専門的には「智歯(ちし)」や「第三大臼歯(だいさんだいきゅうし)」と呼びます。
また、歯科用語では前から数えて8番目の歯であることから、「8番」とも呼ばれたりもします。
※前から数えて一番奥の8番目にあたる歯が「親知らず」
一般的に、親知らずは10代の中頃から20代にかけて生える人が多いと言われる歯です。
しかし、30代を過ぎてから、あるいは40代になって生えてくるという方も稀にいらっしゃいます。
また、親知らずが横向きに成長して生えてくることがなく、骨の中でとどまっているケースも多くあります。
親知らずを抜歯するタイミング
あくまでも目安となりますが、私がお勧めする親知らず抜歯のタイミングは、10代後半から20代半ばくらいが最適な時期となります。
その理由は、歯と周囲の骨との関係にあります。
年齢を重ねるにつれて親知らずが徐々に硬くなり、抜きにくくなってしまうのです。
そうなると、親知らずの抜歯にかかる時間が長くなり、患者さんの負担が増えてしまう可能性もあります。
そのため、少しでも早いタイミングで、若いうちに親知らずを抜くことをお勧めいたします。
40代以上の親知らず抜歯治療と注意点
また、一般的に年齢が40代以上になると、全身的な加療をされている方が徐々に増え、親知らずの抜歯におけるリスクは高まってしまいます。
特に高血圧や糖尿病、脳血管疾患や骨粗鬆症などの全身疾患を持つ患者さんは、内服している薬や全身的な状態によっては抜歯後の出血のリスクや抜歯後の治癒過程でトラブルが生じる可能性もあります。
当院では、そのような患者さんには医科の主治医ともよく相談してから治療を進めていきますので、ご安心してお問い合わせ・受診ください。
親知らずを抜歯するべき理由
次に、親知らずを抜いたほうが良い理由について説明します。
親知らずが生えるは口の奥なので、狭いスペースに生えて一部だけ見えていたり、生え方によっては歯の清掃性が良くなかったりします。
そのため、歯磨きをしてもうまく磨けず、親知らずが虫歯になったり、歯周病になったりする可能性も高くなるでしょう。
親知らずは、一度痛みが出ると、症状が落ち着いた後もしばらくして再び痛みが出るケースが非常に多いです。
症状が出た時にはすでに親知らずの周囲に口腔内細菌の感染が起きており、抜かなければ症状が改善しないことも少なくありません。
親知らずの生え方とタイプ別の注意点
親知らずの生え方には、大きく分けて3パターンあります。
まっすぐ生えている親知らずは、稀に抜歯をする必要がないというケースもありますが、ほとんどの親知らずが虫歯になっていたり、磨きにくいので歯肉が腫れたり、痛みが生じる可能性があるでしょう。
また、親知らずの生え方がまっすぐであっても、かみ合う歯がない場合、歯は反対側の歯肉にあたるまで伸びてしまい、反対の歯肉を傷つけて痛みが生じる場合があります。
ななめに親知らずが生えて一部だけ見えているケースでは、最も親知らずの周囲に細菌感染が起こりやすく、免疫力が下がっている時や歯磨きがおろそかになった時、妊娠中など痛みを伴い、生活に支障が出てきます。
ほとんどの親知らずは上記の3タイプとなり、生える場所がないため、一つ手前の歯を圧迫することにもなります。
親知らずの生え方のなかでも最もリスクが高くなるのが、歯肉の中に埋まっているタイプです。
歯肉の中に埋まっている親知らずをそのままにしておくと、周囲の歯に悪影響を及ぼす可能性があります。
例えば、横向きに埋まっている親知らずが、一つ手前の歯を圧迫してしまうことで、手前の歯がむし歯になったり、歯の根っこを溶かしてしまったりする可能性もあります。
このような場合、親知らずだけでなく、手前の歯も失うリスクがあるのです。
また、歯の根には問題がなかったとしても、埋まった親知らずは、隣の歯を押して圧迫することになります。
親知らずによって歯が押されると、歯並びが悪くなる可能性も考えられています。
※親知らずの生え方によって周囲の歯が押され、歯並びに影響するリスクがあります
親知らずの抜歯治療に関する疑問まとめ
ここまで、親知らずの抜歯をおすすめる理由、理想的な抜歯のタイミングについて説明してきました。
当院では、どのタイプの生え方でも、また理想的な親知らず抜歯のタイミングを逃したケースでも、抜歯の必要があれば、ほとんど全ての親知らずを抜いております。
親知らずについて気になる、お悩みの方がいらっしゃいましたら、是非お問い合わせ・ご相談ください。
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