こんにちは。
名古屋駅(名駅)から徒歩5分の歯医者【RYO JIMBO DENTAL 名古屋駅前院】です。
みなさんは、歯ぎしりを誰かに指摘されたり、気づいたらしていたりといった経験はありませんか?
歯ぎしりは顎や歯だけでなく、さまざまな体の不調を起こす恐れがあるため、早めの対策が大切です。
本コラムでは、歯ぎしりの原因と影響、そして予防と対策方法について解説します。
歯ぎしりとは
歯ぎしりとは、就寝中もしくは無意識のうちに、強い力で歯を摺り合わせ、音を立てることをいいます。
最近では、下記の動作が、歯ぎしりとされるようになりました。
- 強く噛み締める「クレンチング」
- ギリギリと摺り合わせる「グラインディング」
- カチカチと噛み合わせる「タッピング」
歯ぎしりは、自覚症状がないことも多く、診断が難しいとされています。
歯ぎしりの原因
歯ぎしりの原因は、ストレス・歯並び・飲酒などが考えられますが、現在はっきりとした原因は、まだわかっていません。
歯ぎしりが与える影響
歯ぎしりは、顎の関節への大きな負担や、筋肉を緊張させる要因になります。
そのため、歯ぎしりの習慣化は下記のような、さまざまな体の不調につながる恐れが高いことが示唆されています。
- 歯をすり減らす
- 歯や詰め物が欠けたり割れたりする
- 顎関節症や顔面痛
- 頭痛や肩こり
- 歯周病の悪化
- 知覚過敏
歯ぎしりの予防・対策方法
歯ぎしりの完治は難しいとされていますが、症状を緩和させることは可能です。
歯ぎしりの緩和や、歯や顎を守るための予防や対策方法として、以下のものが挙げられます。
- マウスピースを使用したスプリント療法
- 認知行動療法
- ボトックス療法
- マッサージやストレッチ
- 噛み合わせの治療
以下で、詳しい内容を解説します。
マウスピースを使用したスプリント療法
スプリント療法とは、歯ぎしり用マウスピースや、歯にはめるマウスピースを使用し歯ぎしりから歯を守る治療方法です。
顎にかかる負担の分散や、歯への負担軽減が期待できます。
ただし、慣れるまでは痛みや違和感を覚えることがあります。
認知行動療法
歯ぎしりや噛み締めの症状が出るタイミングを把握し、止められるようにコントロールする方法です。
特に、噛み締め癖に対して行われています。意識的に歯ぎしりや噛み締めを止めることで、徐々に歯ぎしりの回数を減らしていきます。
ただし、改善されるまでに長い期間が必要です。
ボトックス療法
体に害のないボツリヌス菌を、緊張している筋肉に注射する方法です。
緊張して張っている筋肉を柔らかくするため、エラの張りやコリの解消が期待できます。
また、即効性があるため、短期間で作用を実感できる利点もあります。
ただし、顔にはさまざまな筋肉があり、打つ場所や量によっては表情が不自然になり、話しにくくなる恐れがあります。
そのため、施術には知識量や技術がある医師が欠かせません。
また、作用は永久に持続するわけではないため、個人差はありますが、一般的には6か月に一回程度打ち直す必要があります。
マッサージやストレッチ
凝り固まった咬筋(噛み締めたときに膨らむ部分)や、側頭筋(こめかみあたりに広がる筋肉の部分)をマッサージし、ほぐす方法です。
歯ぎしりや噛み締めによる、咬筋の凝りの解消が期待できます。
マッサージには、下記の方法があります。
- 上下の歯を離した状態で、咬筋に人差し指を当ててクルクルと回す(5分〜10分)
- 上下の歯を離した状態で、側頭筋に人差し指を当ててクルクルと回す(5分〜10分)
他にも、首筋をほぐすストレッチが効果的です。
- 頭の左側に右手を添えて首を傾け、指先を伸ばしやすい角度まで左腕を開く(30秒キープ)※右も同様
- 頭の左側に右手を添えて鼻を脇につけるように頭を傾け、指先を伸ばしやすい角度まで左腕を開く(30秒キープ)※右も同様
噛み合わせの治療
噛み合わせの治療は、噛み合わせの悪さによる歯ぎしりの場合に行われます。
歯ぎしりによる歯や詰め物の破損予防、顎へのダメージの予防が期待できます。
ただし、歯列や噛み合わせによっては、矯正器具を使用して歯列矯正するため、費用が高額になるケースがあります。
歯ぎしりチェックリスト
歯ぎしりの有無は自分では気づきにくいですが、顎や歯の状態で、歯ぎしりをしているか確認できます。
- 歯ぎしりを誰かに指摘されたことがある
- 仕事中やスマホを触っているときなど、集中しているときに噛み締めている
- 歯にヒビが入っている
- 歯が欠けている
- 歯の先が平らっぽくなっている
- 頬の内側に噛んだ痕がある
- 舌に歯形がついている
- 歯の根元が削れたり欠けていたりする
- 肩こりや頭痛がひどい
- 知覚過敏
- 起床時に顎のだるさや痛み、こわばりを感じる
当てはまる数が多い方は、歯ぎしりをしている可能性が高いです。
まとめ:お口や歯ぎしりに関するお悩みは歯科医院へご相談ください
歯ぎしりは無意識にしていることがほとんどです。
しかし、症状や状態から判断することが可能なうえ、予防や対策もできます。
今回解説したポイントをまとめます。
- 歯ぎしりには「クレンチング」「グラインディング」「タッピング」の3種類がある
- 寝ているときや集中しているときに症状がでやすい
- 歯が欠けている、顎の疲労などがあれば歯ぎしりしている可能性が高い
- 治療方法には「スプリント療法」「認知行動療法」「ボトックス療法」「マッサージやストレッチ」「噛み合わせの治療」がある
歯ぎしりは、さまざまな体の不調を引き起こす恐れがあります。
できるだけ早めに対処することで、思わぬトラブルを未然に防げることもあるため、歯科医院に相談しましょう。
今回ご紹介したチェックリストをもとに、歯ぎしりをしているかもしれないと感じた方や、お口のことで気になることがある方は「RYO JIMBO DENTAL 名古屋駅前院」へご相談ください。
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