インプラントとは失ってしまった歯に人工の歯根を埋め込み、しっかり噛めるようにする治療です。
このインプラントの寿命は口腔環境が健康かで左右されますが、どのインプラントメーカーを選ぶかも重要になります。
しかしインプラントは世界中で見ると100種類以上もあり、メーカーによって素材や構造が異なります。
そのため、信頼できるメーカーの製品を選ぶことが大切です。
そこで本記事では、インプラントメーカーの選び方や主要メーカーの特徴などについて解説します。
インプラント治療をお考えの方は、ぜひ本記事を参考にしてください。
目次
1. インプラントメーカーの違いによる影響とは
インプラントの寿命は、ほとんどのケースで10年以上使い続けられるため、治療後にライフスタイルが変わり転院が必要になることもあるでしょう。
その際マイナーなメーカーを選ぶと、自分が埋入しているインプラントのメンテナンスができる歯科医院が見つからない可能性があります。
そのため、インプラント治療の際のメーカー選びは、非常に重要です。
2. インプラントの特徴や違いとは
インプラントはメーカーによって使用される素材や構造、形状が異なります。
4つの種類があるため、それぞれ解説します。
2-1. 構造
インプラントはメーカーによって使用される素材や構造、形状が異なります。
4つの種類があるため、それぞれ解説します。
インプラントは顎の骨に埋め込む「インプラント体」という部分、目に見えるパーツである人工歯の「上部構造」、両者を繋ぐ「アバットメント」という3つのパーツから成り立っています。
このうちインプラント体とアバットメントが一つになっているのが「1ピース」、別々になっているのが「2ピース」です。
【1ピースタイプ】
・一歯欠損のケースに用いられます。
【2ピースタイプ】
・複数の歯がないケースに連結する場合に用いられます。
2-2. 材料
メーカーによって材料も異なりますが、強度があって長持ちする純チタン・チタン合金が使われるのが一般的です。
ほかにもチタン・ニッケル合金が使用されることもあります。
【純チタン】
純チタンは、その他の金属材料が含まれておらず、顎の骨との結合性が最も高いのが特徴です。
【チタン合金】
チタンをメインにその他の金属を混合した材料で、顎の骨との結合性が高いのが特徴です。
【チタン・ニッケル合金】
いわゆる形状記憶合金で成形しやすいですが、純チタンやチタン合金と比較すると顎の骨との結合性は劣るのが特徴です。
2-3. 表面処理
インプラントの表面処理は、大きく4つに分けられます。
加工にはいくつかの種類がありますが、複数の方法を組み合わせることが一般的です。
【ブラスト処理】
インプラント体表面の酸化膜を除去して、粗面に加工する処理です。
【酸処理】
ブラスト処理によって発生したブラスト材を、硫酸や塩酸などで除去する方法です。
【酸化処理】
酸化チタンを付与することで表面に凹凸が形成され、骨との結合力を高めます。
【機械研磨処理】
機械的研磨によって余計な凹凸を取り除き、顎の骨と接触しやすい形状に整えます。
2-4. 形状
インプラント体の形状は、大きく分けて4種類あります。
【スクリュータイプ】
ネジのような形状をしておりドリルで回転させながら埋め込むタイプです。
最もスタンダードな形状になります。
【シリンダータイプ】
円筒の形状で、顎の骨にハンマーで槌打しながら埋め込むタイプです。
現在でも広く使用されています。
【バスケットタイプ】
外観はスクリュータイプに似ていますが、中が空洞となっている点が異なります。
現在はあまり使用されていません。
【ブレードタイプ】
ブレード(刃)のような形状のタイプで、現在はほぼ使用されていません。
3. 主要インプラントメーカーの特徴
インプラントのメーカーは、数多くあります。
そのなかでも世界で長年トップシェアを誇っている、世界3大インプラントメーカーをご紹介します。
3-1. ストローマン社
ストローマン社は世界的シェアが高く、日本でも多く採用されているインプラントメーカーです。
また長期間にわたって使用できるインプラントとしても有名です。
インプラントはチタン製で、骨との結合性を高めるために独自の表面処理が行われています。
3-2. デンツプライシロナ社
以前はスウェーデンの会社でしたが、現在はアメリカのデンツプライシロナ社の傘下に入っています。
周辺組織への負担が比較的少ないとされ、インプラントを埋め込んだ後の骨吸収が起こりにくく短期間で骨とインプラントが結合するのも特徴です。
また審美性の高さにも定評があります。
3-3. ノーベルバイオケア社
世界で初めてインプラントを発明したメーカーで、その歴史は50年以上にも及び積み重ねてきた実績は、ほかのインプラントメーカーを圧倒しています。
また、ノーベルバイオケア社は古い部品でも供給を続けています。
部品交換などのメンテナンスが必要になった際、パーツを入手しやすいという特徴もあります。
4. インプラントメーカーの選び方
インプラントは、どのメーカーを選択するのかによって大きな違いがあります。
また、インプラントは、メンテナンスも必要です。
そのため、インプラントのメーカーを選ぶ際は、実績があり多くの歯科医院で普及しているメーカーを選ぶとよいでしょう。
実績のあるインプラントシステムなら全国的にも広く普及しているため、引越しした場合でも歯科医院探しに苦労することもなくなります。
5. まとめ
インプラント治療は自身の口の中に異物を埋め込むため、実績があり信頼できるメーカーであること。
歯科医院に普及していることが重要なポイントです。
しかし、どの歯科医院で治療を行えばよいか、分からない方もいらっしゃるでしょう。
そのような方は、ぜひ一度「RYO JIMBO DENTAL 名古屋駅前院」へ、ぜひご相談ください。
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