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摂食嚥下の機能・プロセス・健康リスクもある障害について歯科医師が解説

摂食嚥下の機能・プロセス・健康リスクもある障害について歯科医師が解説

摂食嚥下の機能・プロセス・健康リスクもある障害について歯科医師が解説

皆さんこんにちは。
名古屋駅(名駅)から徒歩5分の歯医者【RYO JIMBO DENTAL 名古屋駅前院】の歯科医師です。

突然ですが、皆さんは日本の平均寿命をご存知でしょうか。

厚生労働省が2019年に公表した日本の平均寿命は男性81.41歳、女性87.45歳と年々延伸しています。
しかし、寿命が伸びたとしても、寝たきりの生活では健康的な生活とは言えないでしょう。

2000年にWHO(世界保健機関)が健康寿命を提唱して以来、寿命を延ばすだけでなく、いかに健康に生活できる期間を延ばすかに関心が高まっています。
補足すると、2000年の日本の健康寿命は男性で71歳、女性で74歳でした。

人間であれば誰しも健康な状態で長生きしたいと思うでしょう。
しかし、平均寿命と健康寿命の差を考えると、病気などで日常生活に支障をきたして何かしら介護が必要な状態が約10年間あるわけです。

では、健康な状態で長生きするためにはどうしたら良いのでしょうか。

日本において平均寿命と健康寿命に大きく開きがある理由として、特に問題なのが「低栄養」と言われています。

近年、低栄養については数多くの報告や研究があります。
在宅診療を受けている高齢者の約30%に低栄養が認められ、入院高齢患者の約40%が栄養の指標となる「血清アルブミン値」の低値を示し、入院高齢者の約20%は必要栄養エネルギー量の半分しか摂取できていないなど、多くの報告が高齢者の低栄養に警鐘を鳴らしています。

低栄養を防ぎ、健康な生活を送るための基礎となるのが食事です。

摂食嚥下とは

私たちは普段、食べることで生きるために必要なエネルギーや、身体を構成する栄養を取り入れています。
この食べるという行為を私たちは「摂食嚥下(せっしょくえんげ)」と呼び、4つのプロセスに分けられます。

摂食嚥下のプロセス

  • 視覚や嗅覚、舌触りなどの触覚で食べ物を認識する
  • 食べ物を口から入れて咀嚼し、飲み込みやすくする
  • 舌や頬を使って、食べ物を口の奥から喉へ送り込む
  • 脳にある嚥下中枢(えんげちゅうすう)からの指令で食べ物を食道、胃に送り込む

これら摂食嚥下のプロセスは普段、無意識のうちに行なっている行為です。

しかし、認知機能が低下したり、虫歯や歯周病で上手く噛めなくなったり、脳血管疾患などにより飲み込みにくくなったりすると、当たり前のことが出来なくなってしまいます。

十分に食事が摂れないと、QOL(クオリティ・オブ・ライフ/生活の質)の低下や低栄養につながり、様々な疾患を引き起こしやすくなります。
これが健康寿命における延伸の妨げとなっているのです。
そのため、食べ物の入り口となる口の中の環境を整えることが、摂食嚥下の機能を支えるポイントとなります。

摂食嚥下と「8020運動」

ご存じの方も多いと思いますが、摂食嚥下(食べる)の機能を支えるためには、健康な歯を維持することが最も重要ということから、
1989年(平成元年)より、厚生労働省と日本歯科医師会が推進している「80歳になっても20本以上自分の歯を残そう」という「8020運動」が始まりました。

20本以上の歯があれば食生活にほとんど制限はないとの調査結果から、生涯にわたって自分の歯で食べる楽しみを味わえるように、との願いを込めて始まった「8020運動」も、現在では4割近くもの達成率となっています。
そして、これまでは「歯の数の維持」に焦点が当てられていましたが、最近は摂食嚥下(食べる)のための「噛める歯の維持」に重点が置かれています。

口の中には、歯、舌、頬など様々な器官があります。
それぞれが摂食嚥下の機能には欠かせないものですが、まずはしっかり噛める歯が無くてはなりません。

特に、奥歯をしっかり噛み合わせることができるかどうかが重要です。
その上で噛んだり、飲み込んだりするための筋肉や舌の力などの機能的な働きが関係してきます。

最近は柔らかい食品も多く、前歯で噛むだけで直ぐに飲みこめてしまう食品も少なくありません。
これは決して悪いことではないのですが、摂食嚥下における能力低下の自覚を遅らせる危険性があります。

摂食嚥下障害

摂食嚥下の能力低下や障害を「摂食嚥下障害」と言いますが、「摂食嚥下障害」が疑われる症状としては下記のようなものが挙げられます。

摂食嚥下障害が疑われる症状

  • よく食べこぼしてしまう
  • むせやすい
  • 食事に時間がかかる
  • 長いあいだ食べ物を口に溜める
  • よく噛まずに丸飲みする
  • 喉がゴロゴロ鳴る
  • よだれが垂れる
  • うまく飲み込めない

上記のようなちょっとしたことから、窒息や誤嚥による肺炎などの重い症状まで様々です。

また、摂食嚥下障害によって下記のような症状が引き起こされる可能性もあります

摂食嚥下障害によって引き起こされる可能性がある症状

  • 食事の時だけでなく夜間の咳き込み
  • 繰り返される発熱
  • 1か月で5%以上、半年で10%以上の体重減少
  • 脱水症状

これら重度の症状から食事量が減少して、低栄養が進んでいきます。

地域の健康増進の一翼を担う歯科医院として考えたいのは、「最期まで自分の口から食べる」ための取り組みです。
その為には、食べられる口を維持していかなければいけません。

まとめ

そのまま放置している虫歯はありませんか。
歯石はついていないでしょうか。
グラグラしている歯はありませんか。
入れ歯はご自身にしっかり合っているでしょうか。

お口と歯の健康のため、引いては身体の健康のためにも、一度、歯科検診を受けてみてください。

身体のほかの部位と同様に、年齢を重ねるごとに口の中も衰えていきます。
しかし、予防することは可能です。
毎日の歯磨きと歯科医院で定期的にメンテナンスをすることで、ご自身の歯はもちろん、入れ歯やインプラントも含めて使える歯を保つことができます。

毎日3食しっかり噛むことで、人生最後までおいしくごはんが食べられ、健康な生活を送れるでしょう。
お口の中や歯に関して気になることがあれば、当院まで気軽にお問い合わせください。

【関連リンク】

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本記事を監修した当院の歯科医師について
※下記は外部サイトへのリンクとなります
健康寿命 | e-ヘルスネット(厚生労働省)
令和元年簡易生命表の概況|厚生労働省

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