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矯正治療中に装置が外れた場合の対処法|原因や外れやすい人の特徴まで解説|【RYO JIMBO DENTAL 名古屋駅前院】

矯正治療中に装置が外れた場合の対処法|原因や外れやすい人の特徴まで解説

矯正治療中に装置が外れた場合の対処法|原因や外れやすい人の特徴まで解説

皆さん、こんにちは。
名古屋駅(名駅)から徒歩5分の歯医者【RYO JIMBO DENTAL名古屋駅前院】です。

歯科矯正の一般的な矯正装置として、ブラケットとワイヤーを使った治療方法があります。
歯の表面や裏側に「ブラケット」という装置をつけて、ワイヤーを通して少しずつ力を加えながら歯を動かし理想の歯並びにしていきます。

個人差はありますが、矯正が完了するまで数ヵ月から2年半ほどの治療期間があります。
しかし、その間に何らかのトラブルによってブラケットやワイヤーが外れてしまうこともあります。

矯正装置に関してトラブルが起こった場合は、すぐにかかりつけの歯科医院に連絡することが一番ですが、診察まで時間があいてしまう場合もあるかもしれません。
そこで本記事ではブラケットが外れた場合の対処方法や、そもそもブラケットが外れないように注意すべきこと、外れる原因から外れやすい人の特徴なども解説していきます。

矯正中にブラケットが外れた場合の対処法

第一に、自己判断せずに、まずはかかりつけの歯科医院に連絡して相談するようにしてください。
その上で、応急処置の方法を解説します。

ブラケットが外れてしまった場合

歯の表面に装着しているブラケットは歯科用接着剤で強固に止めていますが、治療後には歯を傷つけずに剥がれるようにできています。

矯正の装置はいずれ外すことを前提に作られているため、治療中に外れてしまっても慌てることはありません。
歯科医院へ診察に行くまでの間、応急処置としてワックス(ブラケットを装着したときに歯科医院で渡されます)でワイヤーを歯に固定しておきます。

再装着できず外れたブラケットは保管して歯科医院に持っていきましょう。

ワイヤーが外れてしまった場合

まず、ブラケットに差し込むことができるか確認してください。
差し込むことができる場合は応急処置として差し込みます。

固定することができず外れたワイヤーが引っかかって痛い場合などは、爪切りやニッパーで切断したり曲げたりなどの応急処置をして歯科医院に連絡してください。
歯科矯正の初期に使うワイヤーは柔らかく細いため、外れる可能性も高くなります。
頬の粘膜や歯茎を傷つけていないかなどにも注意してください。

リガチャーワイヤーが飛び出ている場合

ブラケットの横にねじって止めてあるワイヤーが外れてしまった場合は、爪楊枝やお箸などでメインのワイヤーの下に押し込んでください。
飛び出したままでは、頬の粘膜などを傷つける恐れがあります。

矯正中にブラケットが外れる(脱離)原因と予防法

前述のように矯正装置は後から外すことを考えて作られているため、治療中に外れてしまうこともあります。
しかし、少しでも外れるリスクを減らすために、ブラケットが外れてしまう原因を解説します。

フッ素塗布

ブラケットを歯に装着するときに、歯の表面のエナメル質を脱灰させるエッチングという前処置を行います。
しかし、フッ素塗布をした歯の表面はエナメル質が強化されてエッチングが不十分になります。
その場合、エッチングの時間を通常より長めに行うことで対応できます。

防湿不足

接着剤というのは水分に弱く、ブラケットを装着するときには装着面に唾液がつかないように防湿する必要があります。
しかし、唾液の量が多い方(子どもなど)は防湿が非常に難しいため、ブラケットが外れる原因になることもあるでしょう。
対処法としてはインダイレクトボンディング法(間接接着法)などがあります。

舌や指で無意識に触っている

ブラケットを装着すると、気になって無意識のうちに舌で触れてしまう方もいます。
強い力でなくても、毎日少しずつ押しているとワイヤーがずれたり変形したりすることもあります。
無意識の行動なので止めることは難しいかもしれませんが、周囲の人に声をかけてもらうようにするなどの対策をとりましょう。

固いものをブラケットの上で噛んでしまった

矯正治療を始めてすぐの頃は、まだ矯正装置に慣れていないために豆などの固い食べ物をブラケットの上で噛んでしまうことがよくあります。
煎餅や氷などの固い食べ物やキャラメルなどのくっつきやすい食べ物を食べる場合には注意が必要です。
銀歯などの被せ物をしている歯はブラケットが外れやすいため、固いものやくっつきやすいものはなるべく避けるようにしましょう。

前歯でステーキなどの肉を噛み切ったり無理やり噛んだりすると外れてしまうので、大きいものは小さくして食べるよう対処してください。
また、口の中に食べ物が大量に入っている状態も装置が外れやすくなる原因となります。

ブラケットが外れやすい方の特徴

治療期間中に一度も外れない方もいる中で、ブラケットが外れやすい方がいらっしゃるのも事実です。
なぜなのか、ブラケットが外れやすい方の特徴をいくつか解説します。

金属やセラミックで治療している方

銀歯やセラミックなどの詰め物、被せ物に接着したブラケットはよく外れます。
矯正歯科用接着剤はエナメル質に接着することを前提に作られているため、銀歯などの金属やセラミックとの相性が悪いことが原因です。
治療の進行上、何度も外れてしまう場合にはバンドを使用したり、一時的にレジンでの仮歯に置き換えたりして対処することもできるのでご安心ください。

噛み合わせが深く下顎のブラケットが上の歯にあたる方

治療を始めるときは整った歯列ではないので、理想的な位置にブラケットを装着すると下顎のブラケットが上顎の歯にあたりブラケットが外れる原因になります。
対処法としては、

  1. ブラケットが歯にあたっても気にせずに、その都度再装着する
  2. ブラケットを後々付け替えることを前提にあたらない位置に装着する。それでもあたる場合には、ブラケットを削る
  3. 奥歯の場合はバンドを使用する。最終手段として奥歯にセメントを盛って噛めなくする方法もあります

まとめ:矯正治療中にブラケットが外れてしまったら早めに歯科医院へご相談ください

矯正装置が外れてしまうことは矯正歯科専門医にとっては想定内のトラブルですので、慌てず、まずはかかりつけの歯科医院にご相談してください。

矯正装置が外れたままだと、治療期間が長引くだけでなく、飛び出したワイヤーで口腔内が傷つくこともあるため、早めの処置が必要です。
当院では、矯正治療を通して患者さまの未来をより明るいものにするために、患者さまとじっくり話をしながら治療内容や注意点などもしっかりとご説明した上で、一人ひとりに合わせた最善の矯正治療を提供しています。
どんな些細なことでもお気軽にご相談ください。

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【本記事の監修】

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