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医療法人RJD RYO JIMBO DENTAL 名古屋駅前院

インプラント上部構造や材質について

インプラント上部構造や材質について

インプラント上部構造や材質について

皆さんこんにちは。
名古屋駅(名駅)から徒歩5分の歯医者【RYO JIMBO DENTAL 名古屋駅前院】の院長・神保 良です。
日頃より、インプラント治療をご希望される患者さんから数多くお問い合わせをいただき、感謝申し上げます。

今回はインプラントの上部構造(被せ物)に用いられる材質と素材について、解説させていただきます。

インプラント治療のイメージ

インプラント治療はまず、インプラントを骨のなかに植立します。
その後(約3から6ヶ月後)、骨とインプラント間の結合がしっかり得られてから、インプラント上部構造(上物)の治療を進めていくことが可能となります。
歯科インプラントは天然歯の歯根の部分に相当し、その上に俗に言う差し歯を入れるイメージを持っていただけると、インプラント上部構造がどのようなものか分かりやすいかもしれません。

インプラントの構造と上部構造

インプラントの構造は一般的には3部構造になっており、インプラント体(フィクスチャー)、アバットメント(土台)、クラウン(被せ物)に分類されます。
インプラント体は生体異害性(体への害)が少ない酸化チタンでできており、長期にわたって体の中で安定することが分かっています。

インプラントの構造

※一般的なインプラントの構造イメージ

骨より外の部分にあたるアバットメントとクラウンを「上部構造」と呼び、それらはインプラント体とアバットメントスクリューと呼ばれる微小なネジで固定されています。
上部構造は、まさに目に見える部分になりますので、機能性と審美性が非常に大切になる部分と言えるでしょう。
そのため、当院では歯科医師、歯科衛生士、歯科技工士間で患者さまそれぞれに最適な上部構造を作り上げていきます。

アバットメントの材質

今日インプラントで使用されている一般的なアバットメントの材質は、インプラントと同じ「酸化チタン」からできています。

10年ほど前までは、金合金や銀合金なども使用されていました。
しかし、プラーク(歯垢)などが付着しやすい、異種金属を使用することによる腐食(サビの一種)の発生が懸念されるのと、生体異害性が少ないチタン以外の金属アバットメントは炎症を引き起こしやすいので、現在では使用を控えることが多くなりました。

インプラントとアバットメントの多くは「酸化チタン」という材質でできている

※インプラントとアバットメントの多くは「酸化チタン」という材質からできている

また、アバットメントの形もデジタル技術の革新によって患者さまの歯の形を想定したカスタムメイドなものが製作可能となり、より機能性と審美性に富んだインプラント治療が可能となっています。

クラウンの材質

それでは、クラウンの種類としては、どのような材質が使用されているのでしょうか。

今日インプラントで一般的に使用されているクラウンの材質は、「ジルコニア」というセラミックの一種です。
ジルコニアは機械的強度に優れた材料で、人間が噛む力に十分耐え得る素材であることが分かっています。

また、非金属であるという特性上、汚れや歯垢が付きにくく、インプラントの周囲に起こりうる炎症(インプラント周囲炎)を抑制する作用もあります。
さらに、ジルコニアクラウンのインプラント発売当初は不自然な白さが際立っていたものの、改良によって審美性に非常に優れた材料となったため、ご自身の歯と調和がとれた自然な仕上がりにすることが可能となります。

インプラントのクラウンにおけるジルコニア以外の材料では、金合金、金銀パラジウム合金、レジン(プラスチック)なども使用されていることがあるようです。
しかし、最新のインプラント治療の流れを考慮すると、今後は使用頻度が少なくなってくると考えられます。

インプラントのクラウンにおいて、チタン以外の金属材料は強度的には噛む力に十分耐え得るものとなってはいるものの、汚れや歯垢(プラーク)が付着しやすいため、アバットメントと同様にその使用頻度は少なくなってきているように感じられます。

また、せっかくインプラントの被せ物を入れたのに金属は入れたくない、という患者さんのご要望もあると思います。

歯科医院によっては、レジン(プラスチック)系の材料を金属の上に盛りあげたクラウンや、レジンだけでできたクラウンを、インプラント治療の費用を抑える目的で使用することもあるようです。
ただし、レジンを使用したインプラント上部構造は強度が低く、長期的にみると材料の劣化が早く、吸水性であるため、審美的にも衛生的にも問題が生じる可能性があります。

「インプラントの費用」について解説した記事に詳しく記載していますが、インプラント治療において、料金が安くて品質が良いという両立が難しい一面が、まさにこのようなインプラントの材質選択でも見受けられるのです。
余程の事情がない限り、インプラント上部構造の材料としては、不適当なレジン系の材料を使用しない方がよいと考えられます。

記事まとめ

当院では、特殊な事情がない限りはインプラントにおけるクラウンの材料として、ジルコニア系の材料を使用しております。

インプラント治療は皆さまのご自身の健康への投資です。
RYO JIMBO DENTALでは、大切な投資と患者さまの想いを無駄にしないためにも、インプラント上部構造に最も適した材料選択、治療法をご提案いたします。
インプラントに関するご相談、それ以外にもお口や歯についてのお悩みがあれば、気兼ねなくお問い合わせください。

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【本記事の監修者】

院長 神保 良

院長

神保 良

専門

インプラント審美歯科

保持資格

歯科医師免許

【医院情報】

RYO JIMBO DENTAL 名古屋駅前院
0120-960-013
〒450-0002
愛知県名古屋市中村区名駅4丁目26−9
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【本記事の監修】

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