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様子見はNG!インプラント周囲炎の原因と治療の基礎知識|名駅近くの歯医者【RYO JIMBO DENTAL 名古屋駅前院】

様子見はNG!インプラント周囲炎の原因と治療の基礎知識

様子見だけでは治らない! インプラント周囲炎の原因と治療の基礎知識

皆さんこんにちは。
名古屋駅(名駅)から徒歩5分の歯医者【RYO JIMBO DENTAL 名古屋駅前院】の院長・神保 良です。
日頃より、インプラント治療をご希望される患者さんから数多くお問い合わせをいただき、感謝申し上げます。

2度目の緊急事態が宣言されてから、はや3週間が経ちました。
当院では新型コロナウイルス(COVID-19)を始め、感染症対策を徹底しながら、日々患者さまのお口の健康管理にあたらせていただいております。
ありがたいことに、歯科治療は決して不要不急ではないことも、皆さまにご理解いただけていると感じております。

さて、今回はインプラントが突然抜けるという事態まで招いてしまうこともある歯周病、「インプラント周囲炎」について解説いたします。

インプラントが一生物ではないというお話は、他のコラム【インプラントの寿命は?治療してから何年持つのかを歯科医師が解説】で説明させていただきました。

インプラントを入れたお口の中で、もしも下記のような症状が出ている場合、それは何らかの異常…「インプラント周囲炎」のサインかもしれません。

インプラント周囲炎のサイン
  • インプラントの周りが痛い
  • インプラントの周りの歯茎が腫れている
  • インプラントを入れているところから出血がある
  • インプラントがぐらつく

このような場合、しばらく様子を見ようかな、と放っておくのはNG。

まず行なっていただきたいことは、インプラント治療を受けた歯科医院に診療予約を取ることです。
治療を受けた歯科医院では、入れたインプラントに関する詳しい情報(インプラントの長さ、大きさ、メーカー、レントゲン写真等々)を管理しています。
そのため、インプラントや歯、お口に起きている異常が何か、インプラント周囲炎であるのかどうかを具体的に特定しやすいと思われます。

お口に起きている異常の原因を特定できなければ、適切な処置を行うことはできません。
また、インプラントの周囲に炎症が出てくるのを繰り返しては治療する、といった後手後手な対応になってしまう恐れがあります。

インプラント周囲炎は、急性期(痛みや腫れがでる時期)と慢性期を繰り返しながら、インプラント周囲の骨や歯肉を徐々に破壊していきます。
炎症が起きている原因を特定し、適切な処置を行えば、インプラント周囲炎の進行を止めることができるかもしれません。

インプラント周囲炎の原因

では、インプラント周囲炎が引き起こされてしまう原因は何でしょうか。
いくつかの原因と、それぞれに対する治療法をご紹介いたします。

原因1:「インプラント1次手術のあと1週間以上、痛み(鈍痛)が引かない」

治療法:異常が認められた場合は、インプラントを速やかに抜去して再手術を行う

残念ながら、治療したすべてのインプラントが骨と結合するわけではありません。
インプラントが骨と結合する確率は95%前後であると報告されていて、最初の1ヶ月を経過すると、ほとんどのインプラントが体の中で安定すると言われています。
しかし、インプラントが体にとって異物である以上、一定数が手術後の早い段階で骨と結合しないことがあります。

インプラントの1次手術を終えて、痛みや腫れが1週間以上引かないなどの症状が続く場合は、何らかの異常が発生している可能性があります。
その場合は、治療を受けた歯科医院でインプラントと周囲の状態を確認してもらうと良いでしょう。

異常が認められた場合、インプラントを速やかに抜去してインプラントの再手術が必要となることがあります。
早期に対応すれば治療期間も短くなりますので、闇雲に様子を見ることはおすすめしません。

原因2:「インプラントの被せ物を入れたあと急に歯肉が腫れたり、噛むと痛みを感じたりする」

治療法:異常があれば被せ物を取り外し、精度の検証や作り直しなどを行う

インプラントの被せ物を入れた途端に、痛みや腫れといった症状が出ることがあります。
その場合は、被せ物に下記のような何らかの異常があると考えていいでしょう。

1.インプラントと被せ物の間に隙間ができて細菌が増殖している、歯あるいはその隙間に歯肉を挟んでしまっている可能性があります。
このような場合、速やかにインプラントの被せ物を取り外し、まずは症状が引くかを確認します。
また、被せ物の精度を検証して、再度作り直すこともあります。
腫れがひどい場合は抗菌薬を飲んでいただく場合もあるでしょう。

2.インプラントの被せ物がセメント(接着剤)で固定されているセメント固定式の場合、溢れ出た余分なセメントを完全に取り除けないことが分かっています。
この余分なセメントがインプラント周囲の歯肉と接触すると、炎症が起きるとされています。
このような場合、被せ物を外して、セメントを使用せずネジで固定するスクリュー固定式の被せ物に変更した方がいいでしょう。
当院のインプラント治療では、特殊な事情がない限り、スクリュー固定式の被せ物を採用しております。

3.被せ物の形が悪く適切な歯磨きができない場合、細菌が溜まりやすくなって炎症が起きることがあります。
このような場合、一度被せ物を外し、被せ物の形を歯磨きがしやすい形に整える必要があります。
ひとつの目安として、細い歯間ブラシが抵抗なく通ること、デンタルフロスが入るような形に整えることで炎症も引いてくるでしょう。

原因3:「突然インプラント周囲の歯肉から腫れや膿が出る」

治療法:炎症が起きる原因を診断で特定し、一度インプラントを摘出するなどの処置を行う

まったく問題なく機能していたインプラントが突然異常をきたすことがあり、これには様々な理由が考えられます。

ここまで解説してきた原因が幸いにも無症状で経過していたものの、突然悪化して症状が出たということも考えられるでしょう。
また、炎症が起きても不思議のない状態にあったにもかかわらず、様子を見ていたことで悪化する場合もあります。

さらに、長年の金属疲労でインプラントが変形したり、折れたりしていることもあります。
このような場合、様子を見ているだけでは症状が軽減することはなく、インプラントを支えている骨が次第になくなってしまうリスクさえあるのです。
そのため、まずは正確な診断を行い、原因を特定する必要があります。
入れたインプラントを一度摘出し、再治療を行うことも考慮する必要があるでしょう。

他院で行なったインプラント治療がインプラント周囲炎になってしまい、お悩みを抱えていらっしゃる患者さんも非常に多いと感じます。

当院ではインプラント治療のあと、インプラント周囲炎にならないためのメンテナンスをしっかり行なっており、少しでも長くインプラントを使用してもらえることを目指しております。
インプラントに関するお悩みがありましたら、まずはどのようなことでもお気軽にご相談ください。

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【本記事の監修者】

院長 神保 良

院長

神保 良

専門

インプラント審美歯科

保持資格

歯科医師免許

【医院情報】

RYO JIMBO DENTAL 名古屋駅前院
0120-960-013
〒450-0002
愛知県名古屋市中村区名駅4丁目26−9
NEW AG TOWERⅠ12階
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【本記事の監修】

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